伊吹山(冬季):5合目からはひたすら直登りの坂をひたすら登って行く・・・
続くわけですが、冬季となるとちょっと都合が違うようです。
その積雪によって登山道は埋没して5合目からほぼ直登りになるようです。
今回、米原駐在のハイカーであるS山さんに同行頂ける機会が設けられました。
。そして登山仲間のコマクサさんとともに行ってきました。
日程:1月25日(日) 場所:伊吹山 天気:曇時々晴れ
メンバー:4人
♂ S山さん 西さん(途中合流) 私
♀ コマクサさん
登山口前のみことやさんというところでS山さんいきつけのようだ。
こんな登山口の真ん前に駐車場があるとは思いませんでした。
1合目はすでに雪は溶けているようで、まあいつもと同じハイキングだったかなと(^^;
伊吹山のスキー場は今は閉鎖されていますが、理由はこの通り日照ですぐに雪が
溶けてしまうので営業出来ない為だそうです。それでも夏場はパラグライダーとかさかんですね。
2合目になってくるとようやく緩い雪があります。
最近の暖気の為か溶けた雪がぬかるみとなっています。まさに泥地獄です(><
ぬめぬめとして気持ち悪いのですが・・・
ただこのあたりからだんだんと積雪が安定してきたように思います。
そしてカーブを抜けると、伊吹山の堂々とした風格が顔を出す。
稜線が白く染まるとまた絵になりますね~
そしてあいかわらず人工物がちらほらありますけどね・・・
このあたりから積雪がずっと続くのでアイゼン装着となった。
ちなみにいつもの軽アイゼンではなく12本を。。
ラストの直登りだと前歯がないと掛からないようなので。
アイゼン装着の間にガスが出てきたようで山頂が見えなくなりました(><
けっこう短時間の間だったんでこれは驚きでしたね。
山の天気は変わりやすいということなんでしょうか。
また晴れてくるのを祈りましょう。
このあたりはまだ夏道と同じルートになります。
五合目です。自販機も埋没してやっているのかどうかわかりませんでした。
ここからは直登りです。まだなだらかですが6合目小屋が見えます。
夏道は右側に迂回するような感じですがこの場合直接小屋方面に登ります。
まったく山頂はガスって見えませんが人の列がなみなみと続いています。
多少ガスってもルートはわかるかもしれませんね(^^;
ここにキツネが・・・冬場もたくましく生きているようです。
このガスに転々とした木・・・なんとなく幻想的で好きです。
前は点々とした人の波に続きます。
そして人の波は後ろにも当然続いております・・・今日に伊吹に来る人も多いようですね~。
ちなみにこの日もヤマレコユーザー数人に目撃されました。
滑落訓練でしょうか。何かの講習やってますね。
だんだんと傾斜がきつくなってくるのがわかります。
夏道はつづらおれでしたが本当の直登りです。
7合目あたりからまた日が差してきました。
やはり青が出るとくっきりして綺麗だなと感じます。
ただしこの辺になってくるとかなり大変です。ピッケルの人もいました。
霧氷もちらほら残っています。
さて8合目ですがこれが45度くらいあるかと思うくらいの坂・・・骨が折れます。
傾斜もかなりあります・・・
近くにコルがあるようで遠いんですよ・・・近いようで遠い。
まさに天空に向けて歩くようなそんな錯覚に陥ります。
ホントこの辺はすぐにガスったり不安定な大気だな~と思わせます。
この日はそんなに荒れてはないようでしたが。
また同じ場所かと思われるかもしれませんが、これ近いようでホント遠いんですよ。
富士登山とか頂上が見えてるのにたどり着かない現象と同じです。
ここ、12本がないと滑落はしないと思いますが、3歩進んで2歩下がると思います。
つまり足の踏ん張りかきかず、ベルトコンベアを歩いているような感じになるわけですね。
下山の人とうまく分かれているのは都合が良かったです。
ホント最後の傾斜はこうなります・・・もう雲の上かな~。
8合目から見下ろすとちょっと足がすくむくらいの傾斜に。
みなさんもがんばっておられる様子。
さっきから進んでない(?)いや進んでますよ(^^;
あとちょい・・・あいかわらず空は蒼いです。この蒼さは有数ではないかと思います。
まるで夜のような・・・
皆さんもがんばってください!
ようやくコルについたようです。ここまでくれば山頂まであと少しです。
まさに雪の平原が続いています。夏場の華やかな花園とは思えません。
この先に小屋が見えます。ちなみに山頂でS山さんの知り合いの西さん(仮名)がいるので
待ち合わせされているとのことでした。西さんはバリエーション好きで西の尾根から
来られるとのこと・・・そんなルートあるんですね~。
山頂小屋です。雪化粧はそこそこだった様子。
北陵はどんな感じかというとそこそこ展望は望めるところです。
空気も穏やかなので山頂での昼食を取ることが出来ました。
やはりS山さんはこの辺の地域に詳しいので金糞岳とかいろんな山の話を聞きました。
縦走とかけっこうルートが長いようです。
その辺、ご一緒出来れば良いなあと思ってました。
なんと山をバックにキツネが!?絵になります。山頂に動物ということで
けっこう珍しい光景だなあと思ったんですが。
まさかあの6合目のキツネではないかと、もしそうならここまで登ってきたんですね~
驚きです。
そして後方には真っ白に雪化粧された白山が!?
くっきり見えるよりこうして山頂だけ浮き出たような感じの方が良いなと思いました。
S山さんはGWに白山に行く計画をされているようです。
これはちょっと惹かれますね~グループに参加させてもらおうかと検討中です。
周囲には別山とか魅力的な山もたくさんあります。
能郷白山というのもありますがこちらも気になりますね~。
霊仙山方面も層が分かれていて幻想的です。
風紋も綺麗にある感じです。
このあたりは夏場はお花畑が広がります。
後、私とコマクサさんで適当に周囲を散策・・・冬季の伊吹山はそうそう来ることはないですから。
金糞岳方面もくっきり見えてきたようです。
この山も気になりますね~。
しばし散策後、山頂を後にします。
登りのあの坂はいったい下りではどんな感じなのでしょうか。
転げ落ちそうな感じでけっこう急です。ふんばって下ります。
写真なんて撮ってたら一気に置いていかれそうです。
帰りもおわん型はくっきりと姿を現しました。
ちょっと傾斜が落ち着いたところでヒップソリで下ります。
コマクサさんは軽快に下りて行きました。
そんなにスピードが出るわけではありませんがロングコースで
長く楽しめるフィールドだと思います。
6合目小屋までもさほどかからなかった様子。
ポイントは7合目すぎから5合目上くらいまでだと思われます。
ここなら適度な斜面でフィールドも広いので他の登山者への影響もありません。
あとはたんたんとくだっていきます。
さすがに2合目となると殆ど積雪は見られません。
西日に照らされてなかなか美しいです。
ここまでくれば殆ど夏道と同じです。
1合目から山頂を望めます。冬ならではですね~。
お疲れ様です~。
前々から気になっていた冬季、伊吹山ですが夏場とはまた違った景観を楽しめて新鮮でした。
当日は穏やかな暖気に包まれていて山頂で昼食を取るなど安定しておりましたが
一度、寒気が入ると殆ど山頂に居られない程寒くなるようです。
そういった意味ではまだ厳冬期を体感していないかもしれませんが
とりあえず冬季を経験したということで収穫があったかなと思います。
空の青さは格別でした。。天空の青に向けて突き進む。まさにピークハントの名が
ピッタリなのではないかと思います。
伊吹山の冬季も最近は人気のようでそこそこの登山者がいました。
冬は特に気候の問題もありますから注意が必要です。
GPS端末:XperiaUL