大峰奥駆「山上ヶ岳」:秋の紅葉結界を破りにいくとそこには
実は白馬のときに故障してたのは知ってましたがけっこう頻繁に使用するので
この機に修理することにしたのです。
というわけでしばらくはこっちのカメラを使用する必要があります。
また最近、仕事中に腰をいわしてしまったのでコルセットをしておりますが
はたして山行の影響がないかどうかなかなか不安があったりします。
下山時の衝撃でぐきっ!といわしかねないんでなんとも言えないんですが。。。
普段はトレッキングポールはほぼ使用しないんですが今回ばかりは
全行程で使用するに至りました。
週末運はなかなか悪い。先日、大峰大普賢に行く予定が天候悪化で断念。
弥山も予定してたが仕事でパーになった(><
まあ日曜に軽めに音羽山でもと考えていたが・・・
そんなところ登山仲間であるKumasan氏からお誘いの連絡があり、また場所が
決まってないということで迷わず大峰を希望した。
アクセスと都合を考慮し山上ヶ岳へアタックすることにした。
山上ヶ岳は天川のみたらい渓谷や観音峰といった入口よりさらに奥の奥にある
修験者が来るような山で女性が入ることが出来ないという特殊な山です。
そんなわけで世界遺産にも登録されている地域でもあります。
そういった背景もあるわけでけっこう楽しみにしておりました。
日程 10月27日 場所:山上ヶ岳 メンバー:kumasan氏 天気:曇り時々晴れ
橿原神宮前駅にてKumasan氏と待ち合わせし同氏の車にて洞川方面へと向かう。
車で約1時間半というところでしょうか?観音峰登山口あたりは紅葉が始まっているようで
これからシーズンを迎えるといった感じでした。
ここからさらに洞川温泉を得て母公堂へ。ここに止める予定でしたがあいにく満車だったんで
さらにすすんで清浄大橋前の駐車場へ。まあ母公堂に止めてもそこから歩くことに
なっていたので特に問題はないでしょう。
ここから墓石のようなものと結界門がありいよいよ破るときが来たなと思いました(^^;
修験のシーズンは白装束の人がほら貝をふきながら参拝登山するのでしょうが
シーズンが過ぎているので静かな登山となった。まあ女性は一般的には入れないことに
なってますから必然的に登山者も少なくなるのでしょう。
入ってからはしばらくはスギ林が続きます。
やや怪しげでまあ出そうかな・・・と。一人ではこの山行かないなという印象。
大峰は山深いので日中でもなんか薄暗い~感じがします。
この辺がまた霊山的なパワーを感じ取られるのかも・・・
でもこの樹林帯を抜けるとだんだんと明るくなってきて見晴もよくなってくる。
そんな中でちらほらと黄色い葉が見え隠れしてくるようになった。
鉄のはしごや石段といったものもあり修験道であることを垣間見ることが出来る。
またこの山は修験者を対象とした茶屋がりシーズン中は営業しているようだ。
ここでちょっと一服というのもありですね。
このあたりは黄色い紅葉が目立つ。ピークを越えたというより標高が下がってきている印象。
おそらく山頂付近は落葉しているものと思われる。
1500mあたりが最盛という感じで見方によってはジャストだったとも言えます(^^
おたすけ水は自然の水をそのまま味わえる水場である。ご○○ろ水と違って(爆)
このあたりから日が差して紅葉が鮮やかに映えていた。
時折、林間から光る紅葉が印象的で美しかった。
願わくばもう少し雲が晴れていて欲しかったが、どうも山頂付近にガスがたまっている様子。
大峰奥駆道に合流する。あの吉野から熊野まで続く道の一部である。
このあたりに来るともはや稜線なんでふきっさらしの風がもろにあたって肌寒かった。
Kumasan氏によると4度くらいしかないようでもう冬にさしかかっている印象だ。
ダウンがいるレベルと思った。
このあたりから標高を稼ぐような印象。階段が続いたり岩場があったりする。
洞辻茶屋やだらにすけ茶屋を抜けるとあのあぶらこぼしへたどり着く。
鎖が備え付けられていたが頼らずに登った方がよい印象である。
次の地点にある鐘掛岩はデンジャーな印象であった。というか申し込みしないと
登れない(?)らしい。う回路があるのでわざわざチャレンジすることもないだろう。
なぜならここは岩場直登りでロッククライミングそのものですから(^^;
腰いわしそうなので止めときました。
ただし、鐘掛岩のてっぺんにはのぼっておきたいと思い、う回路からまわりこんでみた。
さすがに岩場のてっぺんだけあって展望は最高です。紅葉の景観が広がっておりました。
ここからさらに南下してゆく。ここは鷹巣岩や西の覗など景勝地が多い。
西の覗などは紅葉のレンゲ谷が一望出来てこれは高度感があるなあと感じた。
これが修業で下を覗かせて懺悔(?)する場所のようであるが・・・
確かにぎりぎりまで立つ勇気はありませんね。
ここからしばらく行くと寺が見えてくる、山上ヶ岳の修験者が利用する宿坊群である。
高野山の観光地化された宿坊ではなく本当にそれの人が使うという印象が深い。
かといって一般人も使えないこともないが・・・
完全に高野山のものとは別物であるので、本当の意味で寺体験したいならこちらの方がよいと思う。
今回は機会がなかったのでまたチャンスがあったら利用してみたい。
ここで昼食を取って再度出発することにした。
山上ヶ岳の頂上は笹原って感じです。特に突出したところはありません。
雲に隠れた稲村ヶ岳などが見えておりました。
ここからレンゲ辻へ降りて行くのですが梯子場が多い印象です。
梯子で一気に下るという印象でした。
そして苔っぽい湿った岩がごろごろとあるので滑りやすい感じです。
ちょっとすべっちゃった箇所とかありました(^^;
レンゲ谷ルートもあるのですが、どうも情報では荒れまくっているようでここはパスして
稲村の下山道から降りることにしました。
レンゲ辻を超えてもトラバース気味な斜面は変わらずけっこう滑りやすいです。
気を付けないとずるっとコケてしまいそうでした。
そして稲村小屋のところに出ます。以前、稲村に行ったときに休憩した場所です。
ここでも多少の休憩の後に法力峠側に向かいました。
ここは多少つまずきやすい道ではありますが、さっきのレンゲ辻あたりの道に比べては
安心出来ると思います。そして傾斜も緩やかになってくるのでゆっくりと森林浴を
楽しめるのではないでしょうか。
稲村の道も1200mくらいが一番紅葉してた印象です。
おそらく紅葉前線は今、比良山系がベストかと思うのですがこの11月は予定がたんまりなんで
難しいかも・・・今のところ16日くらいしかないので、
ここに比良山系を入れようと思います。(参加者募集?)
この日はあまり思ったよりも日が差さなかったので紅葉の映えがいまいちなんです。。
天気も紅葉もなかなか一致して良い景色を拝むのは難しいことですね(--
だからこそ日が差した時の映えはとても神々しかったです(^^
ここから徐々に杉林になってきて薄暗い雰囲気のなか母公堂へ。
ただしここがゴールではありません。清浄大橋まで2km近くの舗装路を戻りました。
そして、洞川温泉へ立ち寄ってそのまま帰りました。
Kumasanさんありがとうございます。
大峰の企画は一人では交通やコースの関係で難しいのでこうしてご協力いただけるのは
ありがたいです。また、機会がありましたらよろしくお願いします。
GPS端末:Xperia UL