朝熊ヶ岳(朝熊山) 伊勢の古くから伝わる信仰の山
好きな人にとっては良い道であると思います。
いろんな遺産があって当時の面影を感じ取ることが出来ます。
日程:3月8日 場所:朝熊ヶ岳 天気:晴れ時々曇り
メンバー:単独
スタートは朝熊駅から、この駅は完全無人駅でゲートすらありません(^^;
この駅と無人駅に行こうとしたら○賃乗車出来るのでは?なんて感じたりも・・・
そんな山の中にひっそりとした集落の駅からスタートし、静かな集落内を歩きます。
登山口は道しるべがあるので迷うことはありません。容易に到達出来ます。
登山道自体もしっかり歩かれている印象で地元には人気がある様子です。
年配のハイカーをよく見ましたので根強く浸透しているのだと思いました。
この山は高野山町石道のように町石がずっと並んでいてこの朝熊岳道では峠まで二十二の
石が立ち並んでいます。
やや急こう配の道をたんたんと進みます。
途中、遺構の一つとしてケーブル跡があります。これは昭和初期くらいまで使われていたようです。
地蔵さんが祀られているところもあります。
二十二で峠につきます。
ここの見晴は最高です。すがすがしいですね。ちなみにこの一帯は昔、旅館が立っていたそうで
基礎などが少々残っていました。ケーブルがやっていたころには全盛だったようです。
今は消失しており、展望所となっています。
ここから山道を頂上へ向けて歩きます。ちなみに隣接の舗装路で行っても大丈夫ですね。
頂上です。やはり信仰の山らしく神社が祀られています。
ここの見晴は最高です!しかも人がほとんどいないので昼食場所としては迷いなしでした。
鳥羽湾の景観を一望しながらベンチに座ってゆっくりと鑑賞に浸りました。
天気は良かったんですがあまり澄んではないようです。
神社裏から金剛証寺方面へ。旧参道などと分かれている模様です。
この辺はいろいろ分かれているので詳細地図があった方が良いかもしれません。
朝熊山経塚群です。ここも信仰の山としての名残を残している場所だと思います。
ちょっとしたプチ高野山みたいな雰囲気ですね。
こちらのゲートを抜けると金剛証寺への敷地に入るようです。ここで奥ノ院から先に入るとします。
札が立ち並ぶ参道を寺の方面へ向けて進みます。
奥ノ院にも地蔵が祀られています。
金剛証寺は粋堂々としているようです。
ちょっとスカイラインを歩いてゆくと一番高いところが山上公苑となります。
朝熊山展望台につきます。ちなみにこのあたり足湯がありますが有料なので注意。
ここはスカイラインの客が多かったんで適当に展望を楽しんだ後に退却しました。
帰りは旧参道から
スカイラインに隣接しています。
熊野峠にたどり着いて今度は宇治岳道を行きます。
この道は昔、路線バスがあったようですがけっこう狭い印象です。
スカイラインが通じる前はこの道だったんでしょうか。
こちらも町石が祀られています。ただこちらの道はマイナーなようで
登山客も見かけませんでした(唯一、一人作業現場の人を見ただけ)
電線があるので昔は旧道だったんだろうと思います。
見晴は良いです南側は山並みがずらっと並んで見ごたえがありますね。
石垣が整備されているのでまあまあ使用されているんだなと感じます。
この道は登山道ではなく廃道歩きというジャンルかもしれません。
伊勢の町に出ます。
驚いたのは新橋に来たとたんの人の多さ!下山道の宇治岳道では1人しかすれ違わなかったのに
この近辺はものすごい人だかりでした。
赤福でなんか食べてこうかな~なんて思っていましたがとんでもないことでしたね。
すごい行列でした。そのまま五十鈴川駅まで行こうと思いましたが伊勢市駅行きのバスが
あったためそれに乗って向かいました。