小野アルプス 日本一標高の低い侮れない岩稜とは!?
小野アルプスは以前から山仲間であるCherryさんが行きたいと言われていたところなので
よければどうかと伺ったところ御一緒出来るということで2人で噂のアルプスに行くことにした。
日程:1月26日 場所:小野アルプス 天気:曇り メンバー:2名 Cherryさん
小野アルプスは加古川線の市場駅というところから白雲谷温泉ゆぴかからスタートする。
ちなみに裏側からアクセスしても良いのだがその場合、噂の岩稜、紅山を下りで行くことになり
はたして急な岩場を下ることに難がないかということになりこちらから行くことにした。
ちなみに小野駅側から行った方が最終、ゆぴかで休養出来るので都合が良いのであるが行程を重視した。
最初からほのぼの感があった。まず最初の取り付きからパノラマコースとリフレッシュコースに
分かれていたりしていかにもハイキングコースのような印象うけました。
標高はだいたい100~200mの間に小さい丘が何個も連なっているといった感じです。
なのでそこから見える丘の風景もなんともいえない景観を見せていました。
この季節は冬なので殺風景でしたがいろんな季節で楽しめる印象です。
ただ夏場は向いてないと思いました。全体的に急坂を降りたり下ったりする上、標高が低いので
体力的な消耗が大きいのではと思います。よって春秋向けといえますね。
秋のちょっとした晩秋の時期に良いと思います。
縦走路も標高100mクラスなのであっさり頂上へと行くのですが
そこから一気に下ってまた登り返すといった内容です。すなわち標高が低いながら一般登山級の
体力の消耗があるのではないかというのが印象です。
例えば紀泉アルプスなどは一度標高を上げてしまうとそのまま維持したままで縦走します。
なのでさほど体力は要しません。対しこちらは殆ど下りきってから登り返すといった内容です。
それを知らなかったので予想外の体力の消耗がありました。
Cherryさんもそれを懸念されており、明らかに想定外の体力の消耗があったことは否めません。
一言で言うと「なめていた」と思います(^^;
峠や丘にポイントがあって山岳会の標識があるので現在地を知りやすいですね。
高山、日光峠、前山、愛宕山など各ポイントを徐々に制覇してゆきます。
小高い丘とはいえどれも急坂だったのでボリュームがありました(^^;
下手な登山より疲れますコレ・・・
Cherryさんもこんな疲れた私は見たことがないそうでしたのでやはり疲れていたんでしょうね。
急坂には階段もあります。こちらもあなどれません(笑)
ちなみに里山なので疲れたらエスケープルートはたくさんあります。
そういう意味では安心感があると思いました。
アザメ峠で休憩です。ここも車道と交わるので簡単にエスケープ出来ます。
総山をクリアします。
すると徐々に岩盤があらわになってきていよいよ近づいてきたのでは!?と思いました。
アンテナ山はホントわかりやすいwアンテナがあります。景観も良いですね。
これまで登ってきた縦走路が図表されてわかりやすい。
景観を一望出来てなんか達成感を感じることが出来ます。
途中で展望デッキがあるので訪れる。
ちなみにここには何人か人がいたので昼食はとりませんでした。
これまで登ってきた山(丘)が一望出来ます。
ここで今回のポイントである紅山がついに姿を現しました。
いや~インパクト強いですね。岩稜の滑り台って感じです。いや~面白い!
どんな内容なのか行ってみないとわかりませんが楽しそうに降りている人がいますw。
さて紅山ですが安全ルートもあるようで自信がなければ安全ルートでも構いません。
が。。。せっかく来たのですからここを試さないと意味がありません(^^;
行きましょう。
じわじわと茂みの中の急坂を上ってゆく。
だんだんと岩稜が姿を現します。さっき滑り台が見えていたまさに真正面の図です。
ここには苔が生えていることで紅山というらしいです。紅色とはちょっと違うようですが。
まあなんだかんだ言っても仕方ないので紅山行ってみようじゃないですか。
最初は道幅もあって転倒しても安全な印象がありました。
が段々と傾斜角が出てきます。最初は30度くらいだったのが40・・・50・・・と。
見上げます。けっこう角度出てきましたね(^^;
ここの写真けっこう出てるんですけど高度感は実際来てみないとわかりませんね。
思ったよりも高度感があることは言えます。
Cherryさんが写っているとわかるでしょうか?斜面が真下に切り立っています。
最初は緩やかですがだんだんと坂が急になってゆくところがわかるでしょう?
ここのポイントですが、凹凸が少ないので手足をかける場所が難しい印象です。
小さな凹凸はあるので滑りにくいのは良かったです。
ペンキで○がしてありますが、おおよそこのマークを頼りにしました。
しかしその○までのルートをどう選ぶか・・・そこもポイントになります。
ただこのときにだけ雨が降ってきました。まさにバットタイミング。
私もゆっくりと時間をかけながら登りました(^^;。
全体的にけっこうスリリングな内容ですが窪みがあったりして
確実に足場を確保出来れば行けると思いました。
中盤あたりがフラットになるところがあるのでそこには注意しなければならない印象です。
岩場好きの方にとっては面白い場所ではないでしょうか?
パズル的要素というよりボディバランスを要するといいますか、
精神を問われる内容だと感じます。登山慣れしていないと精神的に負荷がかかり
ミスが起こりやすいと思います。おちついてゆっくと着実に歩を進めると良いですね。
慣れてない方は誰か詳しい人と一緒に行くと良いですね。
ルートファインディングを誤るなどミスがある可能性もありますし・・・
何より先進的に誰かと行く方が楽になります。
須磨アルプスに満足出来ない方はこちらの方が高度感は感じるので
やってみては如何でしょうか?下りに使う場合はモロに下を見ながらってことになるので
一度登ってみて行けると思うようでしたら挑戦するようにしてください。
ようやく小野アルプスの核心(?)、紅山に到達しました。けっこう達成感がありましたね。
実はこととき私とCherryさんしか登ってなかったのでまさに2人で岩場との格闘でした。
紅山西側より眺めます。。やっぱり滑り台ですね。
冗談でヒップそりで下ったら?なんて笑談してました。
いや~一番のハイライト紅山を越えてお互い充実感がありました!
しかも私たち二人だったんで堪能出来ました。
人がたくさんいたら急かされたりするんで心理的にも良くないですしね。
ここさえ越えればあとはオマケみたいなもんです。
西紅山、宮山、南野山など、残りの山を縦走していきました。
一体丘なのか山なのかよくわからず、丘もいくつ越えたらよいのかわからなかったので
ペース配分がしにくかったです。
ちなみに紅山の西側はあまり使われてないっぽかったです。
やはり、紅山だけを登ったり、紅山をクリアしたらもう下山される方が多かったかと思います。
そして紅山を下りには使わなくて正解だったかな・・・と。
麓に降りるとのどかな田舎町があって心安らぎます。
ここから元来た道を戻り、ゆぴかにて一服して帰りました。ご苦労様です。