青根ヶ峰:吉野の奥千本最奥の地~真紅に燃える紅葉の葉
実際どんなものなのかこの目で確かめてみたく今回実施するに至りました。
紅葉前線もかなり南下しており標高も下がってきている印象で、早いものはすでに
里山でも見受けられるようになったようです。
今年の紅葉はそこそこ悪くない印象かなと感じています。吉野はどうでしょうか。
日程 11月16日 場所:吉野山 メンバー:単独 天気:晴れ
別用があるので早めの便で吉野駅へ。ここか桜のときはすごい人になっているが
今の時期は紅葉であるものの桜のとき程はにぎわっていない様子だ。
駅からロープーウェーを後目に右手をずっと登ってゆく。七曲りなどいろいろあるが
ほとんど舗装路である。観光道といった方がよくハイキングには向いてないと思う。
ややひっそりしてはいるものの店がずらっと並んでいて観光地の雰囲気を醸し出している。
金峯寺はまだ工事中にようで門は見えない。紅葉もちょっといまいち感がある。
このあたり下千本、中千本であるが、桜が紅葉しているとはいえ鮮やかさに欠ける気がする。
なんか枯れているような・・・ちょっと見栄えがしない気がするのは私だけだろうか。
天気はよかったので景観はなかなかのもんでした。
上千本あたりまで来るとなかなか見晴がよいことがわかります。
このあたりは観光道と生活道路などがまざっていて里のような雰囲気があります。
そういった雰囲気を味わいながら登るのもよいです。
しかしずっと舗装路なんでそこんとこは了承を。
・・・が紅葉はう~んでしたね(^^;悪くはないんですが・・桜の紅葉ってこんな感じなのかな?という印象。
春先の桜は見たことがあるので圧巻だと感じるのですが。
桜があまりにも圧巻なんでそれと比べればということなので一般的な紅葉としては
そこそこなのかもしれません。
この辺までは宮滝から来たときに行ったことがあるのですがここから先、奥千本は
まだ行ったことがありません。水分神社などを得て奥地に入るわけですが・・・
途中高城山への道があって左に登ってゆく。
上に展望台があってしばしその景色を眺めました。天気の良い日はやっぱりイイです(^^
がしかし、その先にすごいモミジが・・・
ここの山道のモミジはすごかった。。圧巻です。完全にピークのモミジでしょう。
ピークに快晴が加わったのですから間違いないですね。
葉の紅葉が日光に反射されて赤色が増し、それが道を赤く染めるんです。
桜の紅葉がちょっと今一つかな~と思っていたので逆転って感じでした(^^v
地面が赤く染まる程すごい紅葉はなかなかないと思います。
葉そのものに至ってもまったく色あせがない完璧な色つきでしたし・・・
晴れていると日光が葉に反射して紅の中にもさまざまなコントラストを生むんですね。
それがもう鮮やかで見入ってしまいます。
金峯神社あたりから山道っぽくなります。というよりこの辺から大峰山系を貫くあの
奥駆道になるんですがね。あの長大な縦走路の起点となります。
これが熊野まで続いているとはほんと壮大だな~と思わせてくれるのですが。
道も石畳とかになって、ああこっから始まるんだな~と思いました。
(全然奥駆道行ってないんですがね(^^;)
青根ヶ峰に行くまでに巻き道があるのでそのルートをとる。
途中に西行庵という景勝地があるがそこに寄ってみる。
ここの紅葉はすばらしかった。おそらくピーク+快晴のコンボでしょうね・・・
まるでライトアップのように昼に映える森という感じです。
今までここまでの条件においてモミジをみたことがないのかもしれない。
それほどの鮮やかさを放っていました。
昼間なのにライトアップを見ているような神々しさ。。。それほど鮮やかなのでしょうね。
奥千本の奥にこんな場所があったんですね・・・
でもどっかの中高年ハイカー集団が来てしまったんですけどね(><
しばし昼食をとった後にこの場を後にする。
展望台のようなところがあってここも見晴がよい。先ほどの西行庵や大峰の山々が一望出来る。
その後、再度植林地帯に入って、奥千本への道と合流する。
この辺になるとさすがに登山道になる感じです。
それまでは舗装路ばかりでハイキング向けとは言い難いですね。
登山道の左手に紅葉、右手に山容を眺めつつ歩き続ける。
しばらくすすと青根ヶ峰の取り付きがある為そっちに意識を集中させて登る。
青根ヶ峰自体はちょっと拍子抜けするような内容です。
狭い空間に三角点だけがあるという感じ。
狭いスペースなのに人がいるので撮影後颯爽と後にする。
ここから元来た道を戻ってゆくのであるが・・・
実は奥千本まで小型バスが通っているのでショートカットできなくもないです。
ただ本数的に時間が合わないし先ほどの団体が乗ったらはたしてどうなるのかわかりませんので
歩いて元来た道を下山することにした。
上千本からは沢をはさんで向こう側のルートをることにした。
こっちは連なった売店などがないため人通りは比較的少ないと覆う。
なのでしずかな登山を楽しむことができた。
上千本の滝のように落ちる葉は顕在でした。やはり桜は桜のシーズンにこそ映えるといえるでしょう。
こちらもちらほらと紅葉が見えるようで終始楽しめました。
吉野温泉付近のモミジがまた美しかったですね。そのまま吉野駅まで。
吉野の桜の紅葉はイマイチというかこんなもんかもしれません。
そもそも桜というのは紅葉するのかどうか定かではありませんが若干の紅葉があり
それが赤茶色のような山容を染めていて晩秋を彩っていました。
モミジですが高城城跡の並木や西行庵の奥地にひっそりとオアシスのようにモミジ群があって
そこの彩りはすばらしかったです。これは一見の価値アリです。
GPS端末:XperiaUL