稲村ヶ岳トレッキング 大峰奥駆番外 MOC(モンベルアウトドアチャレンジ)の感想
その他にも興味があるツアーはいくらかあるので機会があればまた利用したいと思います。
モックでは山ガールの比率が高いらしく男1人ということもあるようです。
今回は女性が1人であとは男性でした。
以前はスノーシューのツアーだったんでトレッキングとしては初ですかね・・・
稲村ヶ岳になったいきさつは大峰山系自体かなり交通の便が悪くアクセスだけで
午前中のかなり使ってしまいます。よって日帰りでは難しく時間も合わせにくいのです。
そんな中、モンベル五條がアクセス難の大峰山系のツアーを取り扱っているということで
機会に利用してみました。
他の山も期間等が合いましたら各種ツアーを利用してゆくかもしれません。
特に百名山の八経ヶ岳に関してはバスの乗り換えやタクシーを駆使しないとアクセスできないようで
これはもうツアー利用しかないという感じです。(あるいは山小屋泊)
公共手段利用であれば観音峰やみたらい渓谷までなら可能ですがそれより奥地だと
帰ってこれない可能性が高くなります。
ツアー参加者Aさんによると稲村ヶ岳より奥地に山上ヶ岳があるのですが、朝の急行(直通?)で
洞川温泉まで行くと最終便が18:00くらいになるので今の日が落ちるのが遅い時期は
間に合うとのことです。この山、女性入山禁止らしくなんか修験者の修行道みたいに
なっているようです。こういうとこ登山するのはわくわくしますが、いいのかな~なんて思ったり。
そしてそのさらに奥地に大普賢岳などがあるようです。恐ろしく深い大峰山系。
これはツアーでもなんでもうまく利用して機会があれば挑戦してみたいですね。
日本一広い村の十津川村の殆どを占める深い森の中でアクセスも大変です。
稲村ヶ岳自体は結論から言うとそんなに難しくはありませんでした。
修験者の道なのか、けっこう踏み固められていて登山道もフラットで登りやすかったです。
それだけに距離は長かったですね~と行っていたんですが確かに長い印象でした。
個人で出来ますかと言われますと、普段、登山を親しまれている方であれば可能だと思います。
ただ一般的にはけっこう体力がいる山であることも否めません。
ただし集団登山の良いところは何か起きてはいけない個人とは違ってある程度
安心感があることですかね・・誰かと行っている安心感は心強いです。
あと周りも登山好きなんで何かと話が合うことですね。いろいろ情報交換などが出来ます。
この山域は世界遺産にも登録されている修験者の道で異様で独特な雰囲気を感じます。
時折修験者のボラ(?)の音が木霊したり白装束の人が行き交います。
このフラットな道はけっこう長く法力峠を山上辻まで続きます。
ただだまに崩れたガレ場があるので気をつけなければいけませんかな・・・
このあたりの展望は新緑の間から奈良の山間部が望めて良かったです。
最初は人工林ですが少しづつブナになってゆく感じでした。
大峰山系の山容は関西唯一といって良いつらなりだと思います。
この前、住塚から眺めた大峰山系はすばらしかったですし・・・
大日山は稲村ヶ岳の近くにあるトンガリ山ですが山上辻のあたりから見えてきて
目の前にドーンと存在感を見せます。ガイドさんによると稲村ヶ岳まで登って余裕があれば
立ち寄って行くとのことでした。大日のキレットを抜けると最後の心臓破りの坂があります。
今迄けっこうフラットな道だったのが一気に登るって感じですね。ペースがやや乱されました。
この辺は崖のそばを歩くような感じでオオミネコザクラが密かに咲いておりました。
稲村ヶ岳の山頂はちょっとした展望台が設けられていて、360度の展望が望めます。
まず北東には山上ヶ岳が見ることが出来ますし、大普賢や釈迦などもありました。
南の方には弥山や八経ヶ岳など大御所がたくさんあります。
西側には金剛山、葛城山といったダイヤモンドトレール等・・・
この展望は良かったですね。ガイドさんによると八経ヶ岳はここより体力を要するようです。
縦走などで来るとより良いとか・・・・
さてここからたんたんと大日のキレットまで戻り、余裕があったようなのでここで各自ザックを
下して大日山へ・・大日山はけっこう道が荒れているようなんで各自手袋などを持参して挑む。
荒れてはいるものの梯子やら鎖がしっかり備え付けられているので比較的楽に行けました。
ここのメンバーは私以外5人程いたんですが多分ベテランっぽかったですね。
全然疲れた感じなかったし・・・何か薬師岳行こうとしている人が1人いたような・・・
ガイドさんもこの辺の地元の方と何人かお知り合いのような感じでした。
さてと山上辻まで戻って昼食。なんかハエが多かったです。大峰はこれからハエとの
戦いになって行くとのことです(^^;。ガイドさんの持ってきたカフェオレを飲みました。
ここから山上ヶ岳方面へレンゲ辻ってあるんですがこちらはけっこうアスレチックなようで
楽しめるようです。時間があるときに山上ヶ岳とセットで行きたいと思わせました。
ここから元来た道を辿りゴールへ。。。やはりこの下りは長いです。
特に山頂という目的を果たした後でのモチベーションの中でこのじわじわと来る下りを
進むと場合によってはこたえるかもしれませんね。